あの時私は何もありませんでした。
彼氏もいなく、仕事もなく、当然お金もありませんでした。
あるものといえば、大学のときにたまりにたまった奨学金という名の借金と無限といっても過言のない時間だけでした。
そんなときコンビニで、ファッション誌を読んでいると、出会い系サイトpairsの事が書いてありました。
なんだか雑誌に書いてあるということでかなり流行してるんだなって印象。
私は女性は無料ということで面白半分本気で彼氏が欲しい気持ち半分で登録してみることにしました。
すると、あっという間に十人ほどからメッセージが届きました。
ペアーズて調べてみたら男性会員が6割以上で比率的に女性だとだれでもモテるみたいw
全員とやり取りするわけにはいかないので(面倒くさがり)、さわやかイケメンだった三十代の会社員の方にしました。
彼はメッセージのやりとりからしても
どこか上品で言葉づかいが丁寧で私はすぐに彼が気になる存在になってしまいました。
仲良くなって3日ほど経過したある日彼から突然の提案がありました。
「金曜日食事でもいかがですか」
私は少しかんがえましたが
「はい」と返信しました。
私は自分が無職であるということが分からないように、オフィスカジュアル的な服を選んで
いかにも仕事帰り装いながら待ち合わせである新宿駅南口へ向かいました。
待ち合わせていた彼は誰にでもすぐにわかりました。
高身長で細身のストライプのスーツ、モデルのような装いに私は
自分と不釣り合いなのではないかと思いながら、近づきました。
「あの、はじめまして。サイトで知り合った、智子です……」
おずおずと言うと彼は元気よく
「はじめまして! 雄介と申します。あ、車を用意してありますので」
と向かったところは、駅構内の駐車場でした。
彼の乗っているいる車はなんと、真っ赤なフェラーリでした。
私はおっかなびっくり助手席に座りました。
高級そうな革張りのシートは、今まで座ったことのないような座り心地でした。
行ったレストランは私が今まで行ったこともないような、とあるビルの最上階でした。
その後彼は自分が会社員ではなくIT企業を経営している事を私に話してくれました。
そして彼は
「もし、よかったら僕の会社で働いてくれないか」
と
頼んできました。
無職だった私には、渡りに船でした。私は二つ返事で快諾をし、今彼の会社で秘書として働いています。
加えて彼とは来年結婚の約束もしています。
まさかの玉の輿ってやつですか!?
本当にペアーズには頭が上がらない思いですw
このサイトを使ってなかったら今頃ただの無職の将来真っ暗な熟年女だったことでしょう。
そう思うと胸が締め付けられるやらほっとするような気持ちです。
どうかこれを見て少しでも将来不安な方ならいますぐ行動した方がいいと思いますよ!

renka

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